プロジェクトと灯台

プロジェクトリーダとお話。「プロジェクトがどこに向かっているか分からない、せめて期日を区切って『ここまでは作ろう』という明確な指標を作ってくれ」という要求に対し、リーダーのお言葉は「プロジェクトには軍隊式とそうでないのがある、お前は軍隊式が好みのようだが俺はそうじゃない」という返事。

いや。

軍隊式がいいとか悪いとかそういうことを言いたいんじゃなくて、みんなが勝手な方向で全力で走ったらプロジェクトがどこに向かうかわからないだろう、みんなの力をゴールに向けさせるようにするのがマネジメントだろう、今プロジェクトが混乱しているのはゴールがどこに向かっているか分からなから皆がめいめいに全力出していることにあるんだよ、それが現実うまく行っていないでしょう? という事を懇々と説明する。

最終的に自分の意見はほとんど言ったし、ある程度は理解してもらえたようだ。ゴールまでのプロセスを明確にするステップも明日以降行なうことも確約した。あとはそれが継続的に推進されることを祈るだけ。

そんな話をした後に、プロジェクト=ガレー船マイルストーン灯台みたいなもんだなあとふと思い立った。こぎ手がめいめい勝手に全力を出しても船はまっすぐ進まないし、灯台がないとどこに向かっていいかも分からない。「目標が変わってないなら一々言わなくてもいいじゃない」というのは間違いで、灯台は一定周期で光ってくれるから方向修正も可能なんだという事実にどうして目を背けるのだろう。

あれ俺すげーいいメタファー考え付いた?とおもってぐぐってみた。

プロジェクト推進計画の勘所(85~91日) | 日経 xTECH(クロステック)

すでに多くの人が通ってきた道だった。そりゃそうだよな。